採用と育成

どんな企業でも経営資源は有限です。
特にヒトの問題が存在しない企業はないでしょう。
では、採用・育成のノウハウをちゃんと確立していると言える企業がどれだけあるでしょうか。

採用にあたって、中途採用なら職務経歴から能力などを多少は判断できるかもしれません。
しかし、新卒採用や未経験採用の場合はポテンシャルで採用することになります。
そして、スキルや実績で評価をします。

ヒトの育成

ポテンシャルで採用して、スキル・実績で評価するってチームで行うプロスポーツと同じじゃないですか?

例えばJリーグの場合、クラブの方針がそれぞれあって、それに合わせた選手をユース年代からトップに昇格させる、あるいは高校、大学、社会人などの外の選手と契約します。
その時点である程度のスキルなどは身につけている訳ですが、プロとして育成を行います。

育成をするにあたっても、クラブの方針に合わせて監督やコーチを招聘します。
ずっとコーチとしてクラブと契約している方もおられますが、外国人監督の場合は監督が信頼できる人間をコーチとして一緒に連れてくることが多いです。

クラブの話からは外れますが、練習だけでなく、本番(試合)でしか身につかないことも多いというのは指導者も同じだそうです。
そのため、アジアの国々に日本人監督を派遣して指導したりしています。
つまり、JFAとしては選手だけでなく、日本人指導者も育成している訳です。

話を企業の人材育成に戻しますが、従業員を採用し、育成し、活躍していただくためのノウハウを持っている企業はどれぐらいあるのでしょうか。
大企業だと人事専門のセクションがあって、自社にあった面接や育成のノウハウも確立しているかもしれません。

ですが、中小企業だと、社長が面接して、その時の感覚で採否を決めている。
OJTと言えば聞こえはいいですが、要するに現場任せ。
指導担当者の育成なんて思いもしなかった。
なんていう感じではないでしょうか。

これはマンパワーの有無や時間を割けるかどうかという話よりも、そもそも意識が違うのではないかと思っています。
それらが事業を行うための組織を構築している大企業(そういった組織を構築できないと大企業になれないでしょうが)と、毎日の仕事をやっている中小企業という違いになって表れているのではないでしょうか。
もちろん、全ての企業が大企業を目指せという話ではなく、ヒトという経営資源を採用し、育成し、評価するにあたってどういう考えのもとに何を行い、行わないのかということです。

採用のノウハウが無ければ、能力のある人を採用できません。
育成のノウハウがなければ、能力を高めることができません。
育成する担当者が未熟だったら、やっぱり育成対象の能力を高めることができません。

当たり前の話ですが、当たり前のことができていないから問題が発生するのでしょう。

中小企業の場合は、大企業より属人的で、1人1人の従業員のスキルの影響を受けやすいにも関わらず、採用・育成・評価に関して考えが追い付いていないのではないか。
その点を改善したら、企業はより成長できるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

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