古典に学ぶ(易経)

古典に学ぶ(易経)

易経と聞くと易者さんが筮竹を使ってムニャムニャ…という占いをイメージされる方も多いでしょうか。
実際は儒学で尊重する五つの書物である五経(易経・詩経・書経・春秋・礼記)の内の一つで、占いだけでなく知恵、哲学、倫理も説いています。
そんな易経から、いくつかビジネスにも役立ちそうな言葉をピックアップしてみました。

険を見て能く止まるは知なるかな

危険を察知したら、踏みとどまることができるのが知者である、といった意味です。
外部環境が自身にとって逆風であれば無理に進まずに耐え凌ぎ、常に変化する情勢の中で無理をせず次の機会を待つ。
言葉にしてしまうと当たり前のことなのですが、外部環境が順風なのか逆風なのか、外部環境を自身に都合よく解釈していないか、もしくは外部環境に対応できる内部環境なのか、目の前の仕事以外に気を配っていないと、そういった当たり前のことも察知するのが難しくなりかねないのではないでしょうか。

窮ずれば即ち変じ、変ずれば即ち通じ、通ずれば即ち久し

困窮すると現状を打破できるように変化をし、変化することができれば新たな道が開け、またそれらが繰り返されるというニュアンスでしょうか。
外部環境は自分にとって都合が良いように変わるとは限りませんので、外部環境の変化に適応できるように自分が変わっていく必要があります。
「自分が変わる」と言葉で書けば簡単ですが、実際は今までの慣れたやり方などを放棄して自分なりのプロセスを再構築するという大変な作業です。
そして、変わったことで現状を打破したら、変わったことによる新しい壁に突き当たることになるわけです。
だから、常に変わり続けないといけないということです。

前言往行を識して以ってその徳を蓄う

前言往行とは過去の人の言行のことであり、それらを身につけることが人徳を身につける方法だということです。
鉄血宰相のあだ名で有名なオットー・フォン・ビスマルクも「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」と言っていたように自分の経験していない過去の歴史から学ぶ重要性を説いています。
アンテナを立てて、常に新しい情報に触れることは大事です。
しかし、何百年も残っている言葉、何百年も語り継がれていることからは、そこからしか得られない大きなものがあるということでしょう。

ご依頼やご相談、お問い合わせなどはこちらより受け付けております。
初回のご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください