守株

守株

宋人有耕田者。
田中有株、兎走觸株、折頸而死。
因釋其耒而守株、冀復得兎。
兎不可復得、而身爲宋國笑。

ウサギが走ってきて、木の切り株にぶつかって死んだのを見た男が、また兎が切り株にぶつからないかと、田んぼを耕すのをやめて切り株を見守っていたため、国中の笑い者になったという韓非子の守株です。

一般の店舗なら、看板を出したら通りすがりの方に新しく店を出したことが伝わるかもしれませんが、Webサイトの場合はサーバーにアップしても、それだけでは新たなサイトがWeb上にアップされたことは誰にも分かりません。
ですから、来訪者はいないことになります。
それで、どのような手段でWebサイトに人を誘致するかという話になるのですが、一番最初に出るのがSEOということになるでしょうか。

でも、ちょっと考えてみてください。
人を誘致しようの答えが「人が検索するのを待つ」で良いのでしょうか?
それこそ、来るかどうか分からない、来ても都合よく切り株にぶつかるかどうか分からないウサギを待っているようなものではないでしょうか。

検索されるのか?

企業や事業をされている方で、Webサイトをお持ち、あるいは作ろうと思っている方は、どういうワードで検索されることを想定していますか?

3月が近づくと「税理士」で検索する人が増えると税理士の先生に聞いたことがあります。
「中小企業診断士」で検索する人は、中小企業診断士を探している人じゃなくて、中小企業診断士になりたい人の方が圧倒的に多そうです。

そもそも論になりますが、ご自分のサービスは検索で探されるのでしょうか?

検索されたとしても

どんなワードにせよ、遠方の方やサービスとマッチしていない方など、顧客になりえない方に検索していただいて、ヒットしても仕方ありませんし。
検索されるとして、実際に顧客になりうる方はどのように検索して対象を探しているのでしょう?そういった想定はしていますか?

SEO対策

GoogleやBingなどの検索サイトが提供しているサービスは、言うまでもなく「検索」そのものです。
無料の検索サービスで多くの人に利用してもらって、そこに広告を表示するというビジネスモデルになっています。

まずは検索者にとって有益なサイトを結果として返さないといけない訳です。
さもないと、別の検索エンジンを使用されてしまいます。
そして利用者が減ると、広告媒体としての価値が低下し、それに伴って売上が低下することになります。
重ねて書きますが、検索エンジンは検索者にとって有益なサイトを検索結果として提示したい訳です。
そのため、Webサイトの内容を充実させることこそが一番のSEO対策がとおっしゃる方もおられるのでしょう。

技術的な処理をして上位表示させようとお考えの方は、検索者にとって有益なサイトが他にあっても、検索エンジンを騙して自分のサイトを上位表示させよう、そう考えているのと同義です。

あくまでも個人的な意見ですが、上記の理由からサイトのコンテンツや内容を問わずに上位表示を売りにするSEO業者、あるいは制作会社は眉に唾つけて見ています。
(そもそもそんなスキルも無いのに、できます、やりますと謳ってる会社は山ほどありますが)

SEO対策で検索順位が上がり、サイトへの訪問者が増えて、問い合わせがバンバンババンバン。
言葉だけが独り歩きして、そんな魔法の杖か何かだと思われているのがSEOの実態ではないかと思います。

来るかどうかわからない、また都合よく切り株にぶつかってくれるウサギを待つよりも、ウサギが欲しかったらウサギがいるところに捕まえに行く方が良いですね。
つまり、検索して探していただくのを待っているなら、プッシュ型の媒体活用など、もっと別の手段を使った方が早くないでしょうか?

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