相関関係・因果関係

相関関係・因果関係

夏になると犯罪が増えるんだそうです。
これは統計上の事実です。
他の季節と比較して遅くまで外出していたり、窓を開けている機会が多いので泥棒が入りやすいなどの理由でしょう。

言うまでもない話ですが、アイスクリームが一番売れる季節は夏です。

さて、相関関係と因果関係の意味を引用します。

そうかん‐かんけい〔サウクワンクワンケイ〕【相関関係】
1 二つのものが密接にかかわり合い、一方が変化すれば他方も変化するような関係。
2 数学で、一方が増加すると、他方が増加または減少する、二つの変量の関係。

デジタル大辞泉より引用

いんが‐かんけい〔イングワクワンケイ〕【因果関係】
1 二つ以上のものの間に原因と結果の関係があること。
2 犯罪や不法行為などをした者が法律上負担すべき責任の根拠の一つとして、ある行為と結果との間に存在していると認められるつながり。

デジタル大辞泉より引用

以上の意味から、普通に考えれば分かるように犯罪の増加とアイスクリームの売上には相関関係も因果関係もありませんね。
犯罪とアイスクリームは季節の影響をそれぞれ独立して受けますが、互いになんら影響を与えあうことはありません。

さて、以下の例文を読んで相関関係や因果関係があるか、あるいはそれらが正しいか考えてみてください。

  • (事象1)売上が下がった
  • (事象2)営業部員のモチベーションが下がった

以上により、売上が下がったから、営業部員のモチベーションが下がった。

さて、いかがでしょうか。

営業部員のモチベーションが下がったから売上が下がったのかもしれません。
そうなると、因果は逆になりますね。

別の考え方もあります。
(トップの方針が変わったなど第3の事象により)売上が下がり、営業部員のモチベーションも下がったという場合です。
犯罪とアイスクリームの関係と同じですね、相関関係も因果関係もないというパターンです。

ロジカルにものごとを考える必要はあるのですが、必ずしも相関関係や因果関係があるとは限りません。
相関関係や因果関係があるように勘違いして、または無理やり相関性や因果関係を持たせてしまい、判断を誤るようなことになってはいけないと思って、自分に言い聞かせるつもりでまとめてみました。

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