穴は埋めない

企業にせよ、個人にせよ、現状と比較して望ましい状態というのが存在するはずです。
その望ましい理想の状態になるためには何をしなくてはいけないかというと、当然の話ですが理想と現状とのギャップを埋める必要があります。

穴は埋めない

上の図をご覧ください。
りんごの木があって、手の届かない高さにリンゴの実がなっています。
そしてあなたは現在空腹ですが、食べる物をもっていません。

「空腹ではない状態」があなたにとって望ましい状態だったら、ギャップを埋めるにはどうしたらよいでしょうか。
この場合はリンゴをもいで食べることです。
手が届かないので台でも脚立でも梯子でもなんでも良いのですが、リンゴに手が届くような方法を考えなくてはいけません。
そのため、「リンゴに手が届くような方法を考える」ことがギャップを埋めるためには必要です。

何を当たり前のことを言っているのかと思うかもしれませんが、実際に望ましい理想の状態と現状とのギャップを埋めるにあたって、現状の問題点探しになっていませんか?ということです。

地面がデコボコで歩きづらいです。
ですが、デコボコの地面を平らにならしたところでリンゴの実が勝手に落ちてきてくれる訳でも、木の幹が縮んでリンゴの実が取りやすくなる訳でもありません。
(梯子を建てるのに地面がデコボコだと不安定なので、そこだけ地面をならすというのなら意味はありますが)
リンゴを取るのに関係がないので、別にデコボコに対して何らかのアプローチをする必要はありませんよね。

以前に、犯人にしやすいものを犯人にするということを書きましたが、それと似ている要素もあります。
現状の悪いところを直すことが望ましい姿になる訳ではないにも関わらず、取りあえず(ギャップを埋める効果はないものの)何か実行していることに満足していたり、労力を割いているのに効果がないと悩む。
ギャップを埋める効果も無ければ、代替手段でもない訳ですから、望ましい姿に全く近づきません。

ビジネスや勉強をやっていく上で、この例でいうところの穴を埋めるというような無意味な行為をやってないでしょうか。

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