経(たて)糸と緯(よこ)糸

経糸と緯糸

名前は知っているものの、何をした人かはあまり知られていない二宮尊徳の言葉です。

経文といい経書といい、その「経」という文字は、もともと機の縦糸のことだ。だから縦糸ばかりでは用をなさず、横に日々実行を織りこんで、はじめて織物として役に立つのだ。横に実行を織りこまず、ただの縦糸だけでは役に立たぬことはいうまでもない。

知識ばかりではなく、行動もしないと役に立つ人間になれないというニュアンスでしょうか。
自分は何もやったことがないのに、本で読んだ知識を振りかざす……世間一般のコンサルタントに対する悪いイメージがこんな感じかもしれません。
以下はまさにそれですね。

学者は書物を実にくわしく講義するが、活用することを知らないで、いたずらに仁はうんぬん、義はうんぬんといっている。だから世の中の役に立たない。ただの本読みで、こじき坊主が経を読むのと同じだ。

二宮尊徳は行動、実行の重要性を解いた言葉を多数残しています。
何もしないくせに能書きばっかりたれている人が周りに多かったのでしょうか?

大事をなしとげようと思う者は、まず小さな事を怠らず努めるがよい。それは、小を積んで大となるからである。大体、普通、世間の人は事をしようとして、小事を怠り、でき難いことに頭を悩ましているが、でき易いことを努めない。それで大きなこともできない。大は小を積んで、大となることを知らぬからである。

小さなことができないのに、大きなことをできるわけがない。
中小企業診断士はなまじっか知識があるので、自分は何もやっていない、何もできないのに、言うことだけは偉そうになってしまいがちかもしれません。
そうなってしまうと、経営者や周りの信用を勝ち得ないし、そもそもそんな人間は誰の役にも立ちません。

二宮尊徳がこういった言葉を残しているのを、恥ずかしながら初めて知りましたが、折角の機会なので自分がこうならないように戒めようと思いました。

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