91mm×55mmのプロモーションツール(前編)

郵便受けに投函されたチラシ、クレジットカードの明細の同封されるチラシ、チラシ入りのティッシュ配布…等々、これらをどれぐらい読まれますか?
実際の精読率は分かりませんが、その精読率は低い、あるいは読まれずに捨てられる可能性が高いことは想像に難くないと思います。

逆に精読率の高いプロモーションツールって何だと思いますか?
それは名刺です。

ビジネスにおいて名刺を渡す、もらうということが慣例化しているため、名刺がプロモーションツールであるという認識は薄いかもしれません。
自分のことを知っていただくために渡す訳ですから、紛れもなくプロモーションツールでしょう。

しかも、名刺は直接手渡ししたらその場で確認して頂けますよね。
チラシやフライヤーとは違って見もせずに捨てられるというのはほとんどないでしょう。
(基本的に)一定期間保管して頂けますので、すぐにビジネスに繋がらなくても、後々に連絡を頂ける可能性もあります。

ですが、機会損失につながってしまいかねないもったいない名刺を見かけます。
具体的にはどういう名刺がもったいない名刺なのか、例を挙げていきます。

[case:1] 手作り

量販店や100円ショップで買ってきた名刺用の紙に、自作のデザインを家のプリンターで印刷した名刺は止めましょう。
理由は、紙・デザイン・印刷がどうしても安っぽくなるからです。

  • ふちにミシン目の跡がある。
  • しかもPCに最初から入っている「MS ゴシック」や「MS 明朝」を使用。
  • しかも色使いや文字組みが素人感ありあり。

といった名刺を受け取った時のことを想像してみてください。

「名刺にかけるお金もないのかな?」
「そんな人とビジネスをやって大丈夫かな?」
「大きな仕事を任せるのは怖い」

全員が全員、そういう印象を持つとは限りませんが、第一印象で「安っぽいな」や、それを保管していただいている間も「やっぱり安っぽいな」といった悪いイメージや不安感を持たれかねない要素は排除したいところです。

自分で作ると無料というイメージがあるかもしれませんが、効果がなければ結局労力と材料費が無駄になりますよね。
というわけで、名刺は業者に任せることをお勧めします。

[case:2] 低価格を売りにしている印刷業者

業者といってもピンキリです。
低価格をウリにしている印刷業者はお勧めしません。

低価格であるということは、費用がかからない印刷方法、安い紙を使用しているということです。
当然ながら、クォリティが犠牲になります。
あとは[case:1]と同じですね。

[case:3] テンプレートを使用したもの

ネットを検索すれば、ビジネス用・個人用の名刺のテンプレートがありますよね。
しかしながら、それらを使用することはお勧めしません。
理由はデザインが安っぽいからです。

上にも書きましたが、名刺は色々なプロモーションツールの中でも、精読率が相対的に高い部類に入るプロモーションツールです。
ビジネスパートナーとして自分を選んでほしいと訴求する機会において、安っぽいデザインは逆効果になりかねません。

「単に真っ白だと寂しい」「パッと見た感じ良さげだった」のような確たる理由がないデザインなら止めましょう。
そのような名刺にするぐらいなら、紙にこだわるべきです。
真っ白で高級な紙を使用した名刺の方がはるかに良い印象を与えますよ。

[case:4] メールアドレスがフリーメール

gmailやoutlook.com(hotmail)など、連絡先がフリーメールのみの名刺は、個人名刺なら別に良いと思いますが、ビジネスではお勧めしません。

  • セキュリティーの問題。
  • いつでも誰でも、どれだけでも取得でき、使い捨てにできる為、信用に欠ける。
  • 受信側の企業がフリーメールを迷惑メールに仕分けするように設定していることがあり、メールが届かない恐れがある。

等々のデメリットがあるからです。

セキュリティーの問題について補足説明しますと、googleやoutlook.comは世界中の数多くのユーザーが登録しています。
そのために外部からの攻撃や内部の人間により、アカウント情報流出や不正アクセスの脅威にさらされています。
自分が使用しているアカウントの情報が実際には流出していなくても、いらない心配や不信感を他人に与える可能性があります。

また、フリーメールの場合は取得したいアカウントをすでに他の人が使用している場合があります。
佐藤健一さんという方がいたとして、satoというアカウント(@より前の部分)はすでに取得されているので、形を変えて誕生日を後ろにくっつけて…satokenchan0929@gamil.comのようにするケースがよくあります。
それが個人のメールアドレスなら何も問題はないのですが、企業にお勤めの方でメールアドレスに誕生日が入っていたり、あだ名みたいなメールアカウント、名前とは関係ない文言を使用している方がいますか?
これを見て、ビジネスパートナーとして信頼できると感じますか?

企業にせよ、個人事業にせよビジネスで使用する名刺用にドメインを取得しましょう。
企業ならco.jp(数千円/年)、個人事業主は.comや.net(1,000円前後/年)、.jp(数千円/年)などが取得できます(価格は取得代行業者によって変わります)。

ドメインもその程度で取得できる訳ですから、信頼性が担保されている訳ではないという意見もあるのですが、仮にそうだったとしてもフリーメールの信頼性が上がる訳ではありません。

たまにドメインを取得しているのに、メールはフリーメールを使用されている方を見かけます。
ドメインを取得したら、そのドメインでメールアドレスも取得できますので、フリーメールは止めましょう。

ちなみに企業(小規模企業ではありますが)でocnのメールアドレスが印刷された名刺を頂戴したことがあります。
ちゃんと事業としてやってるのかな?なんて思われるなど、やはり信用に欠けますので、一般のプロバイダから付与されるメールアドレスも止めましょう。

もったいない例はまだあります。
後半に続きます。

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