91mm×55mmのプロモーションツール(後編)

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[case:5] アピール内容が多過ぎ

提供しているサービス内容を色々書かれている名刺も多いですね。
プロモーションツールとして有効に活用しようという意思が見える名刺だと言えるでしょう。

チラシやフライヤーなどの他のプロモーションツールと比較して、名刺は読まれる確率が高いと言っても、受け取った全員が全ての文字に漏れなく目を通すという訳ではありません。

裏表、2つ折り、3つ折り…等々、サイズは様々ですが、いずれにせよ名刺の大きさには制限があり、また視認性に限度がありますので、文字のサイズ行間、文字間もある程度を確保しておく必要があります。
つまり、言いたいことを全て掲載できる訳ではなく、おのずと掲載すべき情報の取捨選択の必要があるということになります。

何も名刺だけで訴求を行う必要はないのではないでしょうか。
提供しているサービスの一覧(数によりますが、これも全て名刺に掲載する必要はありません)を掲載しておき、Webサイトに誘導。Webサイトで各サービスを詳細に説明するといった方法なら文字数の制限もありませんし、Webサイトからそのままお問い合わせ、お申込みといったことも可能です。

老眼の方だとメガネをはずして、対象を少し離してでないと見えないという方がいらっしゃいますが、そういった方はまず細かい字でてんこ盛りに書かれた文字は全部見ないでしょう。

名刺は他のプロモーションツールと比較して読んでいただきやすいツールですから、ハードルを自ら設置するのは避けた方が良いと思います。

[case:6] 連絡先が多過ぎ

[case:5]の内容とも重なるのですが、精査しましょうということです。

規模や、企業か個人事業主かなど、条件によって多少変わってくると思いますが、
会社の電話番号、FAX番号、URLは必須でしょう。
会社や業務内容にもよるのでしょうが、個人のメールアドレス、携帯の電話番号はある方と無い方がいらっしゃいますね。
携帯メールアドレスを掲載されている方となるとかなり率は下がります。
個人のfacebookのアドレス、Twitterのアカウント、ブログのURL…この辺りは掲載するにしても、何らかの理由や意図が必要だと思います。

連絡の手段を色々載せても連絡したくなる訳ではありません。
連絡先がスペースを取りすぎて、名前やキャッチコピーなどが窮屈で読みにくくなっていたら本末転倒だと思います。

[case:7] 写真が汚い

写真を掲載している名刺は「これって誰だったかな?」と忘れられてしまうことを防ぐのに有効ですが、その写真が汚いとそもそも良い印象を与えませんよね。
これは使用している画像の解像度の問題もありますし、印刷の問題もあります。

Webサイトで使用するイメージファイルは72dpiですが、350dpiがカラー印刷の適正解像度と言われています。
ちゃんとしたプロのカメラマンにお願いするのが理想ですが、それが難しいのであれば、デジカメで撮ったものを使うということになります。
くれぐれも携帯ではなく、ちゃんとしたデジカメで撮った写真を使用しましょう。

[case:8] 地味すぎ

さんざんあれこれ書いたことと矛盾するようですが、企業名、肩書、名前、連絡先だけの地味な名刺で、その後ビジネスに繋がった例ってどれぐらいあるんでしょう?
頂いてしばらくしてその名刺を見た時、相手のことが思い出せますか?
それと同じことを相手も感じているのです。

とんがった名刺にする必要は全くありませんが、印象に残らない名刺は誰だか思い出されません。
名刺を作ることが目的で名刺を作っただけの名刺を、ビジネスマナーなので渡しました。
そのような名刺は、名刺の整理の際に捨てられて終わりです。
せめて紙にこだわってみるとか、紙じゃなくてプラスチックにしてみるとか、エンボス加工をしてみるとか、工夫はいくらでもできると思います。

名刺って何?

これらに共通しているのは、単に名刺は「名前と連絡先が書かれていれば良い」としか考えていないのか、相手に対する配慮を欠いていることだと思います。
例えば、デザイン会社なのにデザイン力が全くなさそうなつまらない名刺(実際にそういう名刺を使用している企業を見たことがあります)を受け取った相手が「この会社はデザイン力ありそう」なんて思わないですよね。

そういった状況で、今後のビジネスに繋がるでしょうか。
受け取った相手が不安に感じないか、悪印象を与えないか、そういったことを考慮しないで作ったら「もったいない名刺」になってしまうのだと思います。

特に個人事業主や士業の先生は、名刺は「名前と連絡先を書いた紙」ではなく、ご自身の訴求するためのプロモーションツールであるということを考えて作ることをご提案いたします。

名刺を良くしたからといって、即仕事につながるという訳ではないかもしれません。
ですが、機会損失につながりかねないもったいない名刺をあえて使用するメリットもないでしょう。
比較的安価なプロモーションツールですから、一度見直してみることをお勧めいたします。

全然関係ない話なんですが、googleで「士業+名刺」と検索するとやたらと行政書士の先生のサイトがヒットするんですけど、行政書士の先生は名刺について一家言ある方が多いのでしょうか?

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