Webサイトの制作依頼をするべき業者の選び方(後編)

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前回の続きです。

Webサイトの制作依頼をするべき業者の選び方(後編)

利益につながる提案をしてもらえる企業の見分け方

いくつか候補を挙げてから、何社かにアイデアを出してもらって比較するのがベターだと思います。
折衝時のチェックポイントをご紹介します。

大雑把な制作手順として、一般的には以下の通りです。

  1. 要件のヒアリング
  2. ヒアリングをもとにして、効果を上げるための提案(コンテンツ・サイト構成など)
  3. デザインのラフ確認
  4. デザイン確認(原稿の受け渡し)
  5. 制作(原稿の受け渡し)
  6. 検収
  7. 納品

業者によってどの時点で契約になるのかはまちまちですが、概ねどの業者も「4.デザイン確認(原稿の受け渡し)」の時点では契約していますので、デザインのラフを確認するまでのチェックポイントです。

(1.要件のヒアリング時)意見を出してもらえるか

折衝担当者は営業、ディレクター、あるいはデザイナーが直接折衝業務にあたったり、営業+デザイナーで来る、なんてケースがあります。
要するに業者によってまちまちです。
肝心なのは肩書よりも、ちゃんと提案をしてくれるかどうかです。

知識のあまりない営業が折衝担当だった場合、要望をただデザイナーに伝えるだけの伝書鳩である確率が非常に高いです。
こちらがわの要求に対して、意見もなければ、良い提案もしてもらえず、直接デザイナーとやり取りした方が手っ取り早いなんて状況になってしまいます。
その伝書鳩の給料も料金に入っている訳ですから、そういった人間に窓口をさせている会社は避けた方が無難です。

また、ヒアリングの内容がデザインについてばかりだったり、提案の内容が効果やそれを生み出すための中身ではなく、見た目や印象ばかりの場合も注意してください。
批判になってしまいますが、綺麗な形を作ること、こちらの好みの形を作ることが仕事だと思っているデザイナー・制作会社も多いです。
要求はWebサイトを作ってもらうことではなく、Webサイトを作ることで売上や問い合わせを増やすことであるはずです。

(2.提案時)効果を上げるための提案をしてもらえるか

Webサイトを作っても、見込み客に来ていただけないと意味がありません。来ていただいても見ずに立ち去られたら意味がありませんし、反応がなければやはり意味がありません。
ですので、Webサイトへの誘因からゴール(お問い合わせや来店誘致など)のシナリオをちゃんと説明してくれる会社を選択しましょう。
もちろん説明通りに行くかどうかは試さないと分からないのですが、それはサイト運営しながら修正すれば良い話です(費用は掛かりますが)。

サイトへの見込み客の誘因の手法として、SEOやPPC広告の提案しかしない会社は、要するにその点を特に考えていないと言っているのと同義なので、そういった会社に依頼するのは止めましょう。
SEOやPPC広告はユーザーが検索するということが前提です。言い換えると、見込み客が検索してくれない限り、Webサイトの訪問者は増えないということです。
SEOやPPC広告を提案された場合、「いつ」「どれだけの」「どんな人が」「どんなキーワードで」検索する見込みがあって提案しているのか突っ込んでみてください、しどろもどろになるでしょう。
逆にデータをもって提案してくれる相手なら依頼候補です。

(3.デザインのラフ確認)実際の環境で見せてもらえるか

次はトップページのラフデザイン(あくまでも見本です。クリック等はできません)の作成になります。
ラフデザインを提示する際、プリントしたものだけを見せてくる会社は止めましょう。

WebサイトはPCのディスプレイやタブレット端末、スマートフォンなどで見る物であって、プリントして見るものではありません。
印刷する機械で色も変わりますし、ファーストビュー(ページを表示した際に、ブラウザに表示される領域)ではどこまで見えるか、端末が変わるとどう見え方が変わるか、そういったことはプリントしたものでは分かりません。
ユーザーが閲覧する状況(あるいはそれに近い環境)で見せないといけないという当たり前の常識がない会社はやめましょう。

こういった会社は広告代理店でまれに見られます。逆に制作会社では皆無でしょう。
実際の画面で見せながら、比較ができるようにプリントもしている場合はむしろ評価対象です。

(3.デザインのラフ確認)デザインの説明をしてもらえるか

デザインとは綺麗にものを配置することではありません。
情報を効果的に提示するために色や形がある訳です。

当然ラフ段階であっても、色、配置、フォントの種類や大きさなど、デザインの意図やねらいなどがあるはずです。
それがないのは意図されたデザインではない、ただ形だけを作っただけのものでしかありません。
そういったデザインを作成する会社には依頼しない方が良いでしょう。

いささか大雑把ではありますが、制作依頼をするべき業者の選び方をご紹介させていただきました。
Webサイトは作って終わりではなく、作ってからが勝負ですので、以上を加味しながら、
今後もつきあっていけそうなパートナーを慎重に選定してください。

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