Webサイト制作依頼時にやってはいけないこと(前編)

Webサイト制作依頼時にやってはいけないこと

Webサイトを作成しても効果がない理由はいくつもあります。
制作側に起因すること、依頼者側に起因すること両方ありますが、制作時・更新時に依頼側がやりがちなことをいくつかご紹介いたします。
制作側でカバーできることも限界があり、その上「こちらはクライアントだ」と押し切られると、まずWeb制作は失敗、形だけのものになってしまいます。
そういったことに陥らないために、以下を確認してみてください。

[その1] 低価格で作らせようとする

食器の値段はピンキリです。
下は100円ショップから、それこそ上はいくらになるのかという話ですが、1,000円の皿を指して「皿1枚を100円で売ってる店もあるので、この皿100円で売れ」というのは世間一般の常識では道理の通らない話だと誰もが思うはずです。
ですが、Web制作ではこういうことが普通に起こります。
実際、私は「10万で作る制作会社もあるので、予算は10万円、それ以上は無し」と言われたことがあります。

費用の内訳、工数はどれだけかかるのか、なぜその値段なのか…等々、依頼側には分かりづらいのは確かです。
ですが、値段にはその値段になる理由があります。

制作にかかる費用は、ほぼ人件費です。
貴社の従業員1人にかかる1時間当たりの費用に当てはめて考えてみてください、1時間当たりかかっているでしょうか?
ちなみに制作代金が10万円だと、1人の人間が2日程度で全作業を完了させないといけないぐらいの作業量です。

ひょっとしたら、マウスをクリックしたらポンと作業が終わると思われているのかもしれませが、残念ながら21世紀の技術力ではそこまではできません。
パワーポイントで何回かクリックをしたらプレゼン資料が完成…なんてありえませんよね。
まっとうな制作会社なら、クライアントがWebサイトで課題を解決するためにはどうやったら良いか、どのようなものを作れば良いか、そういったところから時間をかけて企画します(もちろん、綺麗なものを作れば良いと思っているだけの制作会社もあります)。
そしてデザインを作成します。もちろん、マウスを何回かクリックでOK…なわけがありません。

では10万円あるいはそれ以下で作ってくれるようなところはどうなっているのか、という疑問を持たれる方もおられるかもしれません。
上に書きましたように、制作費用のほとんどは人件費です。
つまり、安い制作会社は利益を出すために、時間をかけないでできる安いなりのもの(=効果の出ないもの)しか作らないということです。

貴社のや貴社のサービス訴求のためのサイトではなく、ただWebサイトの体裁をしたものが欲しいだけなら、安価で制作するのも一つの選択肢でしょう。
しかし、効果がでないだけならまだしも、下手すれば会社の印象を損ないかねない場合もありえますので個人的にはお勧めは致しません。

[その2] 丸投げ

分からないのでとにかく任せる、何を聞こうとしても「分からない」…最近は少なくなりましたが。

例えるなら美容院に入って、何も希望を伝えないでとにかく何とかしろと言っているのと同じです。
美容師の立場だったらどうします?取りあえず髪を切ったり、まずはパーマをあててみる…なんて考えませんよね。

制作サイドは貴社のことを何も分かりません。
目的、予算、納期など伝えていただかないと提案すらしようがないのです。

ですので、おとなしくヒアリングされやがってください。
そんなこと言われてもよく分からない…と思われるのなら、確実に失敗しますので無理にWebサイトを作るのは止めましょう。

[その3] とりあえず作らせて、見てから決める

前のケースと似ていますが、「見てみないと分からない」というケースです。
これはナショナルクライアントの担当者でも普通におられます。

どういう要素をWebサイトで提示するのかが分かるように、ワイヤーフレームを作成して確認を取り、OKが出たので作業したら、そもそも見ずにOKを出していた。
珍しくないパターンですが、作業が増えて完成は遅くなるし、作業が増える分を料金に乗せられると依頼側が過剰な出費、料金に乗せられないと制作側のやる気も削がれるし、下手したら採算が合わないので途中で断られる可能性もあります。
これでは誰も得をしません。

Webサイトで重要なのは効果が出るかどうかです。
「どうやったら、効果が出るのかなんて分からない」
制作前に制作会社や広告代理店との間で打ち合わせを行うのはそのためです。
依頼者側の企業を取り巻く環境、強み、ターゲット、訴求したいこと、そういったことを加味して、どのような方法で、どのように訴求するかを制作側は考えます。

Webサイトの目的を見失い、見た目にしか意識が行っていないから、あるいは形を作れば良いとしか認識していないので、まず見た目を要求するのです。
どうしても実際に見てみないと分からないとおっしゃるなら、その分の費用は覚悟しておいた方が宜しいかと思います。

[その4] 情報の出し惜しみ

Webサイトに全部掲載すると問い合わせが来なくなってしまうことを懸念して、情報の出し惜しみをされるケースがあります。
自分しか知らないようなレアな情報、ノウハウならまだしも、Webにおいて情報の出し惜しみはむしろマイナスです。

インターネットの場合、複数の候補を同時並行して比較することが容易にできます。

  • 欲しい情報は全て掲載されている⇒後は申し込むだけ
  • 肝心なことを掲載していない⇒問い合わせる⇒申し込み

明確な意図をもってWebサイトを閲覧している人にしてみれば、以上のように、「問い合わせ」というワンステップが増えるだけで手間と時間の大きなロスになります。

閲覧者の欲しい情報を問い合わせる必要があるということは、問い合わせていただくことで見込み客と繋がりを持ち、そこで色々売りつけようと思っているということですね。
そういう下心は、当然相手に伝わってますし、そんな煩わしい企業にわざわざ問い合わせなんてするでしょうか?

後半に続きます。

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