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クライアントファースト

クライアントのことを第一に考えるということを事業者としての心がけや理想、あるべき姿という風に捉えられていらっしゃる方もいるかもしれません。
果たして、理想や心がけだけの話なのでしょうか?

市場のニーズ

顕在化されたもの、潜在的ものを問わず、市場のニーズがなければ事業が成り立ちません。
市場のニーズとは顧客のそれぞれのニーズの集合です。

つまり、顧客を第一に考えないということは、ニーズに目を向けていないと言い換えることもできるのではないでしょうか。

そして、市場のニーズに目を向けないということは、競合に先んじることができず、常に誰かの後追いしかできないことになってしまいます。
一般的には競合に対して不利な状況と言えるでしょう。

独占業務

特に(中小企業診断士を除く)士業にはそれぞれ独占業務があります。
独占業務を行うというのは、他人(国)が用意したサービスメニューです。
同じ資格を持っている同業者も提供できることなので、 価格勝負に巻き込まれ、収益が低下している業務があるでしょう。

独占業務となっている業務だけでは食べていけないから、他の業務を行おうと考えている士業の方、すでにされている士業の方も多いのではないでしょうか(その経営判断の是非については主題ではないので割愛します)。

しかし、「○○なら自分でもできる」「××ならちょっと勉強したらできそう」というのは、市場のニーズに目を向けて考えていませんし、競合のことも考えていません。

また、 「○○なら自分でもできる」「××ならちょっと勉強したらできそう」というのは競合も同様ですので、自分だけが提供するということにはなりません。

顧客は、もっと高い付加価値を提供できる人、もっと安くやってくれる人、すでに実績がある人がいればそちらに頼みます。

ましてや、顧客のお役に立つことよりも、自身の売上を優先させるのであれば、士業としてのモラルやサービス事業者としての存在価値の話になります。
そういった人が食べていけないのは当然と言えるでしょう。

最後に

顧客のニーズをとらえる必要があるには士業に限った話ではありません。
しかし、士業は大抵顧客に直接付加価値を提供しますので、そうでない事業者よりもクライアントのニーズをとらえやすいはずです。
であるにも関わらず、「○○士とはこういう業務をするもの」と考えるのは機会のロスであると感じます。

「○○士の仕事は××の領域において、 顧客の課題を達成するために自身の能力を生かして付加価値を提供することである」と考えると、競合にも真似されにくい、AIにも奪われにくい事業領域を獲得できると考えています。

そのためにはクライアントのことを第一に考える必要があると思いますが、いかがでしょうか。