売上見込み

現在は企業に勤めているものの、ある士業(中小企業診断士ではありません)の試験には合格していて、その士業として独立したいという方の相談を受けたことがあります。

どうやって売上を上げていくつもりなのかを聞いてみたところ、協会に入ったら仕事を紹介してもらえるとのことです。
協会に入るだけで仕事を紹介してもらえるのかどうか、実際のところは知りませんが、2つの疑問が浮かびました。

一つは、実際に協会に所属している人に聞いたのか?
もう一つは、自分からは動かないのかということです。
あまりその辺は考えて無かったという返事でした。

サラリーマンなら会社に行けば自分の仕事があります。
こういう仕事をしてくれる人を募集します、それに応募しますという結果採用されているので当然です。

ですが、独立起業をすれば仕事が勝手に与えられて、決まった日に決まっただけの報酬が勝手に振り込まれるということはありません。
自ら動いて付加価値を作って、仕事として受注したり、商品・サービスとして販売する必要があります。

もちろん、人から仕事を紹介していただいたり、譲っていただいたりする機会があれば、お受けすれば良いでしょう。
ただ、そういう機会は毎月定期的にある訳ではありませんので、見込みを立てるにも計算ができません。

さて、起業に関するご相談や、ビジネスプランコンテストの審査員をさせていただいて思うことがあります。
提供する商品やサービス自体はよく考えられていても、どうやってターゲットに訴求して、どうやって売っていくのかまで考えている人は少ないということです。
商品・サービスを知っていただいて、買っていただき、代金を回収するまでがビジネスです。
そこまでしっかり考えておかないと、売上の根拠が不明瞭なままです。

起業時に金融機関の融資を受けようと思ったら、見込みとはいえ経営の計画を提出する必要があります。
過去の実績がありませんので、起業後にちゃんとやっていけそうかどうかを評価するしかありません。
そうなると、根拠を添えた売上見込み額をちゃんと提示できる必要があります。

売上見込み額はあくまでも見込み額であって、実際には達成できないかもしれませんし、もっと売上が多いかもしれません。
ですが、どの程度の売上が見込めるのか分からなければ、金融機関の融資が受けられないどころか、起業をすること自体を考え直さなければいけないかもしれません。
起業希望される方は、売上見込み額をちゃんと答えられるでしょうか?

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