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外部環境変化の影響(人口減少と少子高齢化②)

我が国の人口は2008年の1億2,808万人をピークに減少に転じています。
それによって、どのような需要の変化が考えられるでしょうか。

人口減少による内需の縮小を見込んで、政府が外国人観光客の呼び込みに力を入れ始めました。
その結果、外国人観光客が飛躍的に増えているのはどなたも実感されているのではないでしょうか。

外国人観光客数の数を見ると、2012年時点での約836万人から翌年の2013年は1,036万人となり、1年で20%を超える増加率でした。
外国人観光客数はそのまま右肩上がりで増え続け、2019年では約3,188万人となっています。
政府が当初目標にしていた2020年までに2000万人達成、2030年までに3000万人達成という目標をはるかに上回るペースで外国人観光客数が増えたことになります。

さて、外国人観光客数の増加に伴って宿泊施設の利用者数も増えるため、ホテルが増加しているのもご存知のことだと思われます。
ホテルが増加するとベッド、テレビやシャワールーム関連の設備類、リネン類、せっけんやシャンプーといった消耗品といったホテルで使用されるものの需要も増加します。
また、リネン類のホテルへの提供やクリーニングを行う事業者、食材の納入業者といった宿泊施設にサービスを提供している事業者の市場に影響を与えます。

人口の減少や高齢化によって変わる需要に合わせて産業構造は変化します。
既存の市場が縮小するのであれば、事業内容やスキームを変えて収益の維持・拡大を目指す必要があります。

これから伸びることが見込まれる市場に参入したいと思っても、先行している企業に勝つのは難しいでしょう。経営資源に限りがある中で、収益を維持・拡大できる事業への転換や市場参入が必要になっていくでしょう。
そのためには先を見据えた経営判断が必要です。