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弱点の改善は正しいのか

企業活動の中で、苦手なことや比較劣位といった、いわば弱点を改善したいと考えることもあるでしょう。
苦手分野を改善していけば、弱点のない企業になるのかもしれませんが、果たしてそれは必ずしも正しいことなのでしょうか?

結論から言うと、弱点の改善は自社の悪いところにフォーカスを当てる行為です。
自社の良いところよりも、悪いところばかりを見るという行為自体、経営者として面白いでしょうか?
また、各担当者は常に自分の担当箇所が弱点だと指摘されないようにという意識が働くと思われますが、モチベーションは下がってしまわないでしょうか?

もちろん、ボトルネックとなる個所は改善する必要があることに間違いはないため、臭いものに蓋をしろとか、見て見ぬふりをしろということではありません。
あくまでも、ありたい姿から逆算して考えるべき話であるということです。

弱点といっても、アウトソーシングすることができれば問題は片付くはずです。
しかし、コアとなる自社の強みはアウトソーシングすることはできません。

弱点を改善するよりも、良いところを伸ばした方が効果があれば、そちらの方が経営者様ご自身や従業員の方もモチベーションが上がるのではないでしょうか。
また、自社の強みが今よりさらに強化されるということは、競争優位性がより強固なものになります。
今改善したい弱点を改善すると、競争優位性が強まるでしょうか?

その弱点の改善は、果たして正しいのでしょうか?