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栓抜き

栓抜き

王冠と呼ばれる瓶のふたを開ける栓抜きは、柄が力点、王冠の中ほどを支点、栓抜きの穴の内側に引っ掛かっている王冠のギザギザ部分が作用点として、てこの原理を使って王冠を外します。
そのため、外す過程で王冠が曲がってしまうこともよくあります。
仮に、ふたを曲げずに綺麗に瓶のふたを外す栓抜きが考案されたらいかがでしょうか、果たして売れるでしょうか?

おそらく売れないでしょう、王冠を綺麗に開けたいという需要は、あまりないと思われるからです。
王冠を集めている人もいるかもしれませんが、ふたを曲げずに綺麗にふたを外す栓抜きの需要がどの程度のものなのかは未知数です。

さて、製品だけを見て良いか悪いかという判断はできません。
先ほど挙げたように、製品としての機能・性能は高くても、需要がなければそれは商品にはならないからです。

必ずしもマーケットインの手法による製品開発が正しいとは言えませんが、市場を無視した製品を作ってもしょうがないのも事実でしょう。
また、企業の方向性やブランドイメージを鑑みないで、製品だけを作ってもみても経営全体を俯瞰すると意味がなかったり、経営効率を損ねたりするってことも十分に考えられます。

行先が決まっていなければ、どのような交通手段を活用するべきか決まりません。
その状態で、駅までの近道を論じても仕方がありません。

目新しい方法が出てくると、もてはやされるのは今に始まったことではないでしょうが、手法やメソッドはあくまでもゴールに到達するための手段でしかありません。
まずはゴールを設定、そこから逆算して、どのような手法を用いるとゴールに到達するかという考える、それを忘れて手法に走っては意味がないと思いますが、いかがでしょうか。