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隙間があるか

商品やサービスによって市場の特徴は異なります。
創業にせよ、新規事業にせよ、新規参入が入り込める隙間がなければ、どのような市場であっても事業にはなりにくいでしょう。
では、どのような市場は参入しても事業になりにくいのでしょうか?

スイッチングコストが大きい

スイッチングコストが大きい場合、商品・サービスの良し悪しに関係なく、新規事業者に変更する可能性は低くなります。

新規参入した企業がデファクトスタンダードになる可能性は低く、仮に可能であったとしても一気に資本を投下して、シェアを獲得できるぐらいの企業規模が必要でしょう。

そのため、スイッチングコストが大きい商品・サービスの市場に対して中小企業が新たに参入するのは非常に難しいといえます。

契約期間や使用期間が長い

保険のように契約期間が長いものは、新規商品・サービスへの切り替えのタイミングが少ないことになります。
商品・サービスを提供する側から見ると、それだけチャンスが小さいということになります。

新規参入で実績がなく、ただでさえ競合に対して不利な状況ですから、チャンスの小ささは致命的になりかねません。

変更するインセンティブが働かない

提供しているサービスに事業者ごとの差があまりない、あるいは顧客にとって差が分からない、顧客が違いに関心を持っていないといった理由により、特に現在の契約先から別事業者に変更する必要性を感じないということも考えられます。

例えば、税理士は1年ごとに顧問契約を見直すこともできますが、「決算書を作らないといけないから作っているだけ、特に決算書を見ることもない」という認識であれば、契約した税理士を変えようとは思わないでしょう。

最後に

差別化は中小企業にとって絶対条件であると考えていますが、差別化できていても難しい市場というのは存在します。

参入しようとしている市場に、入り込める隙間がないのであれば、事業ドメインを見直すことが必要かもしれません。