雑巾を絞る

雑巾を絞る

中小企業診断士の1次試験は総得点の60%を獲得すると合格です。
全ての科目で60点(以上)を取る必要はなく、60点を下回る科目があっても他の科目でその分の補填ができていれば合格ということになります。
しかし、学習の効率を考えると、そこそこ得意で60点取れる科目を80点に伸ばして苦手科目をカバーするよりも、苦手で40点しか取れない科目を60点にする方が合理的です。
(100点から60点を引いた)残り40点の内、20点を取るということと、(100点から40点を引いた)残り60点の内、20点を取るということを比較すると、後者の方が楽だというのは言うまでもないでしょう。
(あくまでも学習する上での戦略の話であって、結果として得意科目で苦手科目のマイナスをカバーすること自体は問題ありません。)

さて、トヨタのコスト削減で有名な「乾いた雑巾を絞る」という言葉があります。
製造業なら元請けからのコストダウン要請に対して対応を迫られるなんてことは日常茶飯事でしょうから、まさに乾いた雑巾を絞るがごとく日ごろからコストダウンに励んでいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、絞るのなら濡れた雑巾を絞る方が水は絞れますよね?
生産現場以外にはコストカットにつながるような余地はないのでしょうか?

製造現場はより効率化するために工程を削ったり、順序を工夫したりするのに、製造現場以外は仕事の進め方を工夫しようとしないのが当たり前になっています。
製品の製造と違って、時間やコストがわからないというのがその理由かもしれません。
しかし、仮にコストが明確に分からなくても作業の時間が短縮すれば、その分のコスト削減ができているということは分かるはずです。

「もはや行うことが目的になっている定例会議ですらなくせないのだからしょうがない」と開き直っても仕方がありません。
乾いた雑巾よりも濡れた雑巾を絞るつもりで、製造現場以外の業務改善を行った方がコスト削減には合理的だと思いますが、いかがでしょうか。

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