4P、4Cの先

コントロールできない領域

マーケティングミックスの4Pや、それを顧客側の視点でとらえ直した4Cなどのフレームワークがあります。

簡単に説明しますと、

  • Product(商品・サービス)
  • Price(価格)
  • Place(チャネル)
  • Promotion(プロモーション)

以上のPから始まる4つは商品サービスを開発し、販売するために考えるべき項目です。
Product(商品・サービス)が先にあって、残りの3項目については後から考えるというのではなく、4つ全てが連携している必要があります。

4Pが企業サイドからの見方であるということで、ユーザーサイドからの視点のフレームワークが4Cです。

  • Customer Value(顧客にとっての価値)
  • Cost to the Customer(顧客の支払うコスト)
  • Convenience(入手の容易さ)
  • Communication(コミュニケーション)

それぞれ4Pの4つの項目と対比になっています。

どちらが正しくて、どちらかは不要ということはないと思います。。
それぞれをちゃんと鑑みて商品・サービスを開発するべきでしょう。

ですが、これらをきちんと満たすと売れるのかと言われると、そうだとは言い切れません。
例えば、ユーザーから見て競合商品と差別点を認識できない場合や、顧客が商品・サービスの必要性を認識できていない場合は売れないでしょう。
後者はPromotion(プロモーション)やCommunication(コミュニケーション)の不備によってリーチできていないのではなく、ユーザー側の認識によるものです。
そして、それらは商品・サービスの提供側のコントロールができない部分でもあります。

つまり、商品・サービスを企画・製造するのは可能ですが、それを販売するとなると自分がコントロールできない領域に踏み込むことになるので、そのための対策やアプローチが必要になると考えています。
そこまで踏まえた開発が必要だと考えていますが、いかがでしょうか。

販路拡大

販路拡大

本日(2016年4月10日付)の日経MJに面白い記事がありましたので紹介します。

以下、引用です。

高知県の農業生産者や大学、企業が連携して県産野菜や果物をペット向けに売り込んでいる。高級ペットショップにトマト、土佐文旦などを並べてもらい、飼い主にも一緒に食べてもらう。食に関心の高い人はペットの食べ物にもこだわり、質が良ければ高くても買う点に着目。来店客に県産品の魅力を訴え、収入増につなげる作戦だ。

ペット市場という新たな市場への進出という点だけではなく、大都市圏のペットショップには富裕層の顧客が多いので、良さが伝われば地元スーパーの1.5倍の値段であっても飼い主が自分用にも買ってもらえるとのことです。
以上によって客数及び客単価が向上することで売上向上が果たせるということです。

注目すべき点は、ミニトマト、ニンジン、イチゴなど、あくまでも「ペット(犬)でも食べれる商品」の販路を拡大したのであって、新たに「ペット(犬)用の商品」を開発したわけではないということです。
仮にペット(犬)用の野菜・果物の販売だとしたら飼い主は自分用には購入しないので、いくらペットフード市場が拡大しているとはいえ、この取り組みの効果は薄くなりそうです。

事業自体が模倣されやすいこと、商品の安定供給などの課題はあるものの、アイデア一つで販路を拡大できるという例として挙げました。
どんな業種、業態でもまだまだ考える余地があるのではないでしょうか。

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